私と、ALC(あるく)FROM WAKATSURU 令和蔵

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「T&T TOYAMA」とは?

「T&T TOYAMA」は2019年に三郎丸蒸留所 稲垣 貴彦とモルトヤマ 下野 孔明により、富⼭県からウイスキーの魅⼒を発信しようという想いから⽴ち上げられた共同プロジェクト。

稲垣 貴彦(Inagaki Takahiko)のTと下野 孔明(Shimono Tadaaki)のTを取って『T&T TOYAMA』と名付けられました。

今回は「T&T TOYAMA」についてご紹介いたします。

世界初のジャパニーズウイスキーボトラーズ事業

2021年に世界初のジャパニーズウイスキーボトラーズ事業をスタート。⽇本のクラフトウイスキー蒸留所によって造られた原酒、特に熟成前のニューポットを購⼊し、2022年に富⼭県南砺市井波で独⾃に建設した『T&T TOYAMA 井波熟成庫』で、⾃社で調達した特別な樽を⽤いて熟成し、最適なタイミングを⾒極め、 熟成のピークで「シングルカスク&カスクストレン グス」にてボトリングする、世界初の本格的なジャパニーズウイスキーボトラーズ事業を⾏っています。

スコッチウイスキーボトラーズ事業

スコッチのシングルモルトウイスキーの原酒の選定と輸⼊を⾏い、 「シングルカスク&カスクストレングス」にて、 『The Nymph』、『Wonder oF Spirits』、『THE LAST PIECE』などの独⾃ブランドで販売しています。

また、来年には初のリリースを予定しています。

蒸留所コンサルタント事業

T&T TOYAMAでは、日本国内のウイスキー蒸留所の運営に関するコンサルティング事業も行っております。

蒸留所の設立・立ち上げから、製造、販売やマーケティング、樽の管理アプリの提供まで、稲垣と下野が総合的にサポート。

現在は、岐阜県の飛騨高山蒸溜所と山形県の月光川蒸留所のコンサルティングをさせていただいております。

また、原酒やニューポットの買取などのご協力についても、ご相談が可能です。

T&T TOYAMA立ち上げの思い

日本のウイスキーにおいては大手メーカーのシェアが圧倒的で、入口から出口まで自己完結で行われています。小規模のクラフト蒸留所は増えているけれど、決して参入しやすい環境とは言えません。

日本のウイスキー産業はスコッチウイスキー産業に比べるとあまりにも未成熟で層が薄い、スコットランドのような多様性を持った形で発展させていきたいというのがT&T TOYAMAの思いです。新しい価値、新しい商品、新しい蒸留所に新しいプレイヤー。それらを増やして、消費者に新たな選択肢を提供していくのも使命のひとつだと思っています。

ボトラーズ事業を開始したのも同じ考えです。小規模な蒸留所が蒸留から熟成、販売や販路開拓まですべてを自社で賄うのは非常に大変です。また蒸留所が事業を開始してから売り上げが出るまでに3年、5年かかるというのもクラフト蒸留所の成立を困難にしています。原酒を買い取り熟成させて販売まで行うボトラーズがあれば、蒸留所はウイスキーづくりに資源を集中投下できて、開設当初のキャッシュの問題も改善します。

その結果、個性豊かな蒸留所とクラフトウイスキーが日本にたくさんできていってほしい、その思いでこれからも活動を続けます。

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