
Title:
「醸造酒」・「蒸留酒」・「混成酒」
Cat: | リキュール 焼酎 日本酒 ウイスキー 知る |
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普段お召し上がりになっているお酒でよく目にする『醸造酒』『蒸留酒』『混成酒』という分類。
今回は、これらの違いについて解説していきます。
1.醸造酒
醸造酒(じょうぞうしゅ)とは穀物や果物などを酵母の働きによってアルコール発酵させることで造られるお酒です。
主に発酵によってアルコールを生成するため、アルコール度数は一般的に20%弱以下ほどとなり、蒸留酒や混成酒と比べ低めとなっています。
代表的な種類
- 日本酒
- ワイン
- ビール
2.蒸留酒
蒸留酒(じょうりゅうしゅ)とは、醸造酒を蒸留(液体を蒸発させ、再び冷やして液体にする)したお酒です。つまり、醸造酒を蒸留してアルコール度数を高めることで造られたものとなります。
アルコール度数は醸造酒よりも高めになり、中には90%を超えるものもあります。
蒸留酒は蒸留によってアルコール度数が何倍にも上がり、糖分やタンパク質が取り除かれるため、醸造酒に比べて時間が経ってもほとんど品質は変わりません。
また、蒸留酒は「スピリッツ(酒精)」とも呼ばれ、その語源は諸説ありますが、蒸留の過程を「酒の魂(spirit)を取り出す」と考えたためとも言われています。
代表的な種類
- ウイスキー
- ジン
- ラム
- ブランデー
- ウォッカ
- 焼酎
3.混成酒
混成酒(こんせいしゅ)とは、醸造酒や蒸留酒に果物や種子や糖分を漬け込んだお酒です。
代表的なお酒
- 梅酒
- リキュール
- カクテルベースの酒
- みりん

これらの知識を踏まえたうえで、日常のお酒を飲んでみると、より楽しめるかもしれません。