秋の日本酒「秋あがり」とは?
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秋を楽しむ旬の日本酒「秋あがり」
夏が終わるとやってくるのは食欲の秋。秋はサンマやカボチャ、松茸をはじめとするきのこ類など、旬の味覚が多い季節ですが、実は日本酒にも、秋に旬を迎えるお酒があります。
それは秋の日本酒「秋あがり(ひやおろし)」。「秋あがり」とは、お酒の種類ではなく、お酒の状態を指す言葉で、春に搾ったお酒が夏を越して秋になり、旨味がアップした状態を「秋あがり」と呼びます。反対に熟成がうまくいかず、おいしいお酒にならなかった場合は「秋落ち」と呼ばれます。秋の文字がつく通り、「秋あがり」は秋の間だけ楽しめる、季節ならではの味わいを持つ日本酒です。
「ひやおろし」との違いについて
「秋あがり」という言葉は場面によって「ひやおろし」と同義語で使われる場合もあり、違いが少し分かりにくいと感じている人もいるかもしれません。
どちらも秋のお酒でありしっかりとした定義があるわけではないですが、熟成させた新酒を冷たいまま卸すことを「ひやおろし」と言うのに対し、その熟成期間を経て秋口に味が熟成した状態のことを「秋あがり」と言います。
「秋あがり」も「ひやおろし」と同様、穏やかで落ち着いた香りが広がり、新酒に比べると濃厚な味わいが楽しめるのが特徴となっています。また、秋の味覚との相性は抜群。ぜひ旬の食材を使った料理のお供に、「秋あがり」をお試しください。
【今秋限定】復刻 苗加屋 純米吟醸 無濾過生原酒 秋あがり
1999年、「苗加屋(のうかや)」は、無濾過生原酒の先駆けとして誕生しました。それから20年余り、広く親しんでいただけるようになってからも“美味い”と言ってもらえる味とは何かを常に追求してきました。
2020年、原点に立ち返り、発売当時のインパクトのあるコク深い味わいを求めて仕込み、発売当時のラベルを再現して同年3月に「復刻 苗加屋」を発売。
そんなこだわりの「復刻 苗加屋」の秋あがりが、この秋販売開始となりました!
低温貯蔵庫で約半年間熟成させ、トロンとした飲み心地と落ち着いた味わいに仕上がりました。飲み方は、冷やして(10℃前後)、またはオンザロックがオススメです。秋の夜長を、ぜひ秋の味覚と日本酒で楽しんでみてはいかがでしょうか。