私と、ALC(あるく)FROM WAKATSURU 令和蔵

Title:

意外と知らないウイスキーの歴史

発祥はアイルランド?
それともスコットランド?

ウイスキーは、ただ単にお酒が好きな人では中々飲まないアルコールかもしれませんが、好きな人はとことん好きになる力を持っています。またただ知らないだけで、いざウイスキーについて学ぶと面白く、より知りたくなるのもウイスキーの魅力です。

そんなウイスキーですが、発祥の地が実は明確に定まっていません。現在はアイルランド発祥説とスコットランド発祥説の2つの説があります。

15世紀までには、アイルランドとスコットランドに蒸留技術が伝播されますが、当初のアルコール蒸留は薬用目的でした。そんな中、アイルランドとスコットランド、どちらも15世紀以前の蒸留について根拠に乏しく、今だに発祥の地は定まっておりません。

アルコール蒸留は
13世紀のイタリアから始まった。

アルコールの蒸留の始まりは諸説ありますが、現代のルーツに繋がる最古の記録からすると13世紀のイタリアで、ワインからアルコールを蒸留させたものが始まりとされています。

当時のウイスキーは、
今のウイスキーと違っていた。

まだ、ウイスキーの製法が確立していなかった当時のウイスキーは、樽による熟成がなく、色は無色透明で、味はドライから荒々しかったと言われています。これが現代でいうニューポットにあたります。

密造によって生まれた
ウイスキー。

1707年、スコットランドの蒸留所にはじめて課税が行われ、次々と課税され釣り上がった税によってスコットランドの多くの蒸留所は廃業となりつつありました。そこで行われたのが、課税を免れるための密造です。
当時の蒸留状況は、煙が見えなくなる夜にウイスキー蒸留を行い、様々な場所にウイスキーを入れた樽を隠していたとされています。
しかし、密造によってウイスキーが入った樽を長期的に隠していたり保管していたことにより、味はマイルドなものとなり、樽の木材の香りや風味が加わったことで、現代の琥珀色をしたウイスキーが生まれます。
密造時代が終わったあとも、樽で保管(熟成)する工程が大切な工程となり、現代にいたります。

日本にはペリーがウイスキーを持ってきた?

ウイスキーが日本に最初に伝えられたのは1853年とされています。この年、ペリー総督率いるアメリカ艦隊が浦賀沖に来航しました。その後、初めて日本がウイスキーを輸入したのが明治維新後の1871年です。しかし、当時の日本人の口に合わなかったのか消費が伸びず、明治末期でも酒類市場の1%にも達しませんでした。
そんな中1923年にはじめて国産のウイスキー蒸留が始まります。そして、その後時代とともに数々の蒸留所が生まれ、技術的にも向上していった結果、世界5大ウイスキーのひとつとして、独自の存在感を確立しました。

以上が簡単なウイスキーの歴史となります。
知れば知るほど、ウイスキーへの興味が湧いてきませんか?

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